福泉寺について
ぶどうとワインのまち 南アルプス連峰と甲府盆地を一望する寺
勝沼ぶどう郷駅の桜並木と甲府盆地の展望
浄土真宗本願寺派に籍を置く福泉寺は、本山は西本願寺、東京別院は築地本願寺で、甲府盆地(国中地方)には同派寺院が21カ寺あります。
浄土真宗の本尊は「阿弥陀如来」で、教典は「大無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」の浄土三部経です。 聖典は親鸞聖人の主著で、真宗教義の根本を示すとされる「教行信証」など多数です。
元々、福泉寺は寛治7年(1093年)僧恵覚によって、天台宗道場として勝沼町等々力南窪に開山しました。その後戦火に会い、明徳4年(1393年)勝沼町菱山小田沢に移設し、清浄院福泉寺と名を改めました。
その後、長録3年(1459年)僧順祐の時、天台宗から浄土真宗に改宗、現在の菱山庄屋敷に本堂を建立し、宮石山福泉寺と名を改めることになります。以来、菱山地区はほとんどの家が浄土真宗の門信徒となり、主に南方面が福泉寺門徒、北方面が三光寺門徒という分布図が今日まで続いています。